私と英語

 

私は学生のころより無類の英語好き、とにかく世界の人たちと繋ることができるという感覚が面白い。大学を卒業して、外国人の友人ができると英語熱はさらに強まった。彼らともっと深い話がしたい。その一心で英語の勉強に励んだ。

 当初は英語を話す人は通訳とか英検一級に合格した人とかいわゆる特別な能力を持った人しかできないと思っていた。でも、そうではなかった。大学卒業後、ずっと独学で勉強してきた自分でも十分に意思疎通ができると確信した。体が震えた。こんな感覚は初めてだ。

英語を話せるようになるまで何に一番苦労したか。それは日本人特有の外国人との触れ合いがないことに起因する外国人恐怖症。私は、これまで外国人に話しかけ、話が続かず頭が真っ白になるという経験を何度も繰り返してきた。途に数場数を踏むことが大事と自分に言い聞かせた。1年もすると、なんとなく会話のパターンが見えてきた。

 あいさつ→天気→最近の状況etc.今では外国人を目の前にしてもどぎまぎしない自分がいる。最近はこう思うようになった。使えない英語なら、TOEICTOEFLで高得点とったって、英検一級合格したって仕方ないな。だって英語って使ってなんぼ。英語はただの人とつながるための道具。使えない英語なら勉強してどーすんのそれなら使える英語を習得して人とつながる方がずっと楽しい。

 正直、テストで高得点を取るための英語の勉強は疲れた。グローバル化が進み、街中に外国人が増えた今、これからは使える英語を身に付けたい。そのためにはもっと外国人と話す機会を自分で見つけなきゃな。と本気で思う今日この頃。